子どもの近視進行予防から遠近両用コンタクトレンズまで

こぎし眼科クリニック

近視進行予防について

近視とは?

近視とは、近くは見えるが遠くは見えにくい状態です。

ものが見えるためにはものの形が目の奥の網膜にしっかり映っていることが必要ですが、近視では遠くの景色が網膜の上でピントを結ばず、網膜の手前でピントを結んでいます。

近視とは?

近視には2種類ある

近視には屈折性近視と軸性近視があります。屈折性近視とは、近くを見続けすぎたために目のピントが近くに合ったまま固まり、一時的に遠くが見えにくい状態です。軸性近視とは、眼の奥行(眼軸長)が長くなり、網膜にピントを合わせることができない状態です。大部分の近視はこの軸性近視です。

屈折性近視

屈折性近視

軸性近視

軸性近視

子どもの成長と近視

生まれてすぐの赤ちゃんはほとんどが遠視です。成長するに従って眼球が大きくなり、一部の人は眼軸長が伸びて近視になります。近視の進行は体が成長する学童期から思春期に起こりますが、その後も続く場合があります。

遠視

遠視

正視

正視

近視

近視

近視は増えている

近年、児童・生徒の近視は増加傾向にあります。近くを長い時間見続けると近視が進行することが知られており、スマートフォン、タブレットなどの普及と関係があるとする説もあります。

裸眼視力1.0未満の者の割合の推移 スマートフォン販売台数・契約数の推移・予測

どうすれば近視を予防できるか?

眼軸長が伸びるのを予防できれば近視の進行を防ぐことができます。近視の予防に「これをすると近視になるからできるだけ避けましょう」という消極的な方法と「これをすれば近視になるのを予防できます」という積極的な方法があります。

消極的な方法

  1. 近くを長時間見続けないようにする。

    読書、スマホなどは1時間連続したら5分から10分眼を休めましょう。休めるには遠くを見つめることができればベストですが、手元を見るのを止めるだけでも効果はあるとされます。

  2. 暗いところで読み書きをしない。

    暗いところで育てたヒヨコは眼軸長が伸びることがわかっています。

  3. 必要以上に眼を近づけてものを見ない。

    眼との距離が近いほど近視が進みやすいので、最低でも30cmは離しましょう。

積極的な方法

  1. 太陽の光を1日少なくとも2時間浴びる。

    太陽光の紫色の成分であるバイオレットライトには近視の進行を防ぐ効果があります。蛍光灯やLED光にはバイオレットライトがありません。積極的に屋外で過ごしましょう。

  2. 良質な睡眠をとる。

    強い近視の子どもはそうでない子どもと比べて睡眠の質が低いという研究結果があります。また、2歳までに薄暗いか明るい部屋で寝ていた子どもは真っ暗な部屋で寝ていた子どもより近視になりやすいというデータもあります。

近視の進行を予防するマイオピン®

アトロピンというお薬は眼軸長が伸びるのを直接予防することができます。ただし一般に入手できる1%のアトロピンはさまざまな副作用があるため事実上使えません。

当院では副作用がほとんどなく、眼軸長が伸びるのを抑制する作用がある0.01%アトロピン(マイオピン®)点眼液を取り扱っています。健康保険の適応外ですが、安全なお薬です。処方をご希望の方はご予約をお願いいたします。マイオピン®について詳しくお知りになりたい方はこちらをクリックしてください。

診療時間・問診表はこちら