子どもの近視進行予防から遠近両用コンタクトレンズまで

こぎし眼科クリニック

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クローズアップ現代「近視の常識が変わる!」

先日のNHKニュースでの報道に続いて、クローズアップ現代でも近視の特集が組まれました。

まず、近視の現状として、若い人たちの近視が増えていると同時に、おとなになってから近視になったり、近視が進んだりすることが多くなっていることがわかりました。

また、奈良医大の緒方先生によると、視力が良好なグループと比べて、視力が低下しているグループでは認知症が疑われる割合が2.6倍あったとのことです。

近視の度数が強くなると、将来網膜剥離や緑内障などの病気にかかるリスクが上がることも示されました。

日本近視学会理事長で、東京医科歯科大学の大野先生によると、おとなになって進行する近視の予防は難しく、合併症に対する治療が主になるとのことです。

海外での近視に対する取り組みも紹介されました。

アトロピンという目薬をさすと、近視の進行が抑制されます。

薬を使わなくても、屋外で一定時間以上過ごすと近視の発症や進行を抑制することがわかっています。

台湾では、週150分以上屋外で体育の授業を受けることが義務付けられ、一定の成果をあげています。

日本でも、来年度に文部科学省が対策を決めて、学校や家庭に周知することになっています。

まとめると、近視の進行抑制手段はいくつかありますが、いずれも近視が進んでしまってからでは効果がうすいので、早くからの対策が望まれます。

当院でも低濃度アトロピンによる近視の進行抑制治療を行っていますので、ご興味のある方はお問い合わせください。

 

 

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